リヤブレーキ制動トルク
U) 以下の条件ならびに以下の計算によりリヤブレーキの制動能力を計算する。
1、踏力 15kg(147.09N<350N)
2、ブレーキペダル・レバー比
レバー比=4:13(レバーの支点間距離を測定)
3、マスターシリンダーピストン径
ホンダCB400SF(NC31)1/2インチ・リヤマスター使用
1インチ=2.54cmとする。
ピストン直径=1/2インチ=2.54÷2=1.27
円の面積は 半径×半径×π(3.14)にて求められる。
よって (1.27÷2)2×3.14=1.2661265cu
マスターピストン面積を1.27cuとする。
4、 キャリパー受圧面積
ブレンボ製φ32 ―2Pキャリパー(20.6950.11/ドカティMH900eリヤキャリパーと同じ物)使用
円の面積は 半径×半径×π(3.14)にて求められる。
よって (3.2÷2)2×3.14=8.0384cu
これがキャリパーに2つあるので
8.0384×2=16.0768
受圧面積=16.08cuとする。
5、 摩擦係数 0.4
6、 ローター有効半径(ローター中心点〜キャリパーピストン中心点間)
ホンダCB400SF(NC31)φ240mmリヤディスク使用
ローター有効半径=102.5mm=0.1025m
7、 タイヤ半径
ダンロップTT900GP(140/70-17
MC 66H)… 外径626mm
半径=626÷2=313mm=0.313m
◎ リヤブレーキ制動能力の算出
@キャリパーピストン押力Frを求める。
F2:ブレーキレバー操作力=15kgf
lr:ブレーキレバー支点作用点間距離=40mm
Lr:ブレーキレバー支点力点間距離=130mm
Rmr:マスターシリンダーピストン内径=12.7mm
Rpr:ブレーキキャリパーピストン内径=32mm
π:円周率=3.14
Aブレーキ面作用力 A
F:キャリパーピストン押力=618.98kgf
μ:ブレーキパッド磨耗係数=0.4
A=F×μ
618.98kgf×0.4=247.592kgf
B ブレーキトルク T
r:ブレーキ有効半径=0.1025m
A:ブレーキ面作用力=247.59kgf
T=Ar
247.59kgf×0.1025m=25.3779kgf・m
C 制動能力(タイヤ路面制動力) Bf
R:タイヤ半径=0.293m
T:ブレーキトルク=25.37kgf